Mission / 活動計画

国の「第5期科学技術基本計画」において、科学技術における基盤技術の戦略的強化、そして基盤技術を支える横断的な科学技術として数理科学が挙げられ、「各技術の研究開発との連携強化や人材育成の強化に留意しつつ、その振興を図る」とされています。また、筑波大学第3期中期目標の重点的取組構想には、研究関係戦略として「従来の枠組みを超えた学際横断型研究」、更に「外部機関との連携強化による社会還元型研究」を推進するとされており、今まさに、数理科学研究の強力な推進が求められています。

「数理科学研究コア」は、このような学内外の背景のもと、数学を礎とした分野横断的な融合研究、各種プロジェクト・国際連携・産学独連携、並びに、特色を生かした若手人材育成を強力に推進すべく、以下の活動に取り組みます。

    1. 本学のこれまでの研究成果に基づき、数学の理論研究から生まれる技術の社会への還元に取り組みます。

    2. 国内及び国際的な研究機関との共同研究や人材交流等、国際連携、産学独連携の促進・発展に取り組みます。

    3. 基礎研究から実証研究及び産業応用までを一貫して推進することで、知的財産権をもった基盤技術として社会への還元を目指します。

    4. 数理科学の基盤となる純粋数学と応用数学の先端理論を学び、分野横断的な融合研究を推進できる学際的な環境を構築し、ビッグデータやAI等を新しい課題の発見・解決に活用でき、新分野開拓能力に長けた若手人材の育成に取り組みます。

    5. 数理を基盤とした学際的視点から教育プログラムを捉え、人材交流を生かした数理連携サロンやスタディグループなどを開催して、新たな融合研究の創出と研究リーダーの育成を目指します。